
2026年6月、ダーツの普及・振興を目的とした「生涯スポーツとしてダーツを推進する議員連盟」(以下、ダーツ議連)が開催され、スポーツとしてのダーツの可能性や、教育・地域・競技環境整備に関する意見交換が行われました。
今回より、前会長である遠藤利明氏の衆議院議員御勇退に伴い、新たに齋藤健議員が議連会長に就任しました。
齋藤会長は、東京大学卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省し、エネルギー政策や産業政策、地域行政など幅広い分野に携わった後、政界入り。農林水産大臣、法務大臣、経済産業大臣などを歴任し、政策立案や制度設計に豊富な経験を有しています。競技・教育・地域振興を横断する視点から、ダーツ競技の発展にも期待が寄せられています。

当日は、教育現場からの取り組み事例として、釧路工業高等専門学校ダーツ同好会に所属する渡邊さんの活動も紹介されました。
渡邊さんは学生の立場から、スポーツとしてのダーツの可能性や競技環境の整備に関心を持ち、議連事務局長である朝日健太郎議員や、地元選挙区(北海道第7区)の鈴木貴子議員へ積極的に声を届けてきました。こうした主体的な活動を受け、鈴木議員もダーツ議連へ参加し、教育や地域におけるダーツ普及の可能性について意見交換が行われました。

特に、ダーツが部活動として展開される際の課題として、依然として娯楽という印象からスポーツとして理解されにくい側面があることが共有され、その認知向上や環境整備への期待が示されました。
また鈴木議員からは、ダーツが比較的導入コストを抑えながら始められる競技であり、学校現場や地域活動との親和性が高い点についても関心が寄せられました。

さらに大西洋平議員からは、地元選挙区(東京都16区)の江戸川区にある中高生向けの児童館「共育プラザ」において、ダーツが親しまれている現状について紹介がありました。
大西議員は、ダーツが遊戯として認識される場面もある一方で、実際には集中力や計算力、体幹など多様な要素が求められる競技であり、世界的に競技人口を広げているスポーツである点に言及しました。また、日本人選手が国際舞台で活躍していることにも触れながら、世代を問わず生涯にわたって親しむことのできる競技として、今後の普及や環境整備への期待を示されました。

今回の議連では、競技団体・教育関係者・行政・産業関係者が垣根を越えて連携し、ダーツ業界全体として普及・発展を進めていく方向性も共有されました。
その第一歩として挙げられたのが、スポーツ庁やスポーツ関連調査において、ダーツを独立した競技項目として把握・集計していくことです。現状では、ダーツがレクリエーションの一部として扱われる場面も多く、競技人口や実態を正確に把握しづらい状況があります。スポーツとして適切に調査・可視化されることは、競技実態の理解促進だけでなく、教育現場や地域社会における導入・支援の後押しにもつながります。
スポーツダーツプロジェクトでは、こうした動きを通じて、ダーツが世代や地域を越えて親しまれ、社会に根づくスポーツとして発展していく未来に期待するとともに、引き続き競技の価値発信と環境整備に取り組んでまいります。

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