【児童館】うまくなりたい意欲を後押しする「アスリートセンタード」なダーツの教え方

 こんにちは。MPandCのKです。今回は江戸川区共育プラザ南篠崎で定期的におこなわれている「ダーツ講座」の様子を取材してきました。本記事では取材を通じて感じた「ダーツがうまくなるアスリードセンタードな環境」についてお伝えします。

「アスリートセンタード」とは?

 みなさまは「アスリートセンタード・コーチング」という言葉をご存じでしょうか? 「アスリートセンタード・コーチング」とは、「選手がうまくなるためには、自ら学ぼうとする意欲こそが重要であるという考えに基づき、トレーニングは選手本位でおこなわれ、指導者は選手自らが学ぼうとする環境を整えることに注力し、成長を促そうというコーチング」のことを言い、現在世界中で注目されているコーチング理論です。

 共育プラザ南篠崎で行われている「ダーツ講座」はまさに参加者にとって「アスリートセンタード」な環境でした。

「ダーツ講座」のベースは「もっとうまくなりたい」という参加者の意欲

 今回のダーツ講座にはダーツ部の部員として定期的に活動をしている子が3名、当日飛び入りで参加した子が5名、計8名が参加しました。

 ダーツ講座の講師をしているのはスポーツダーツプロジェクトメンバーの柳さんです。ダーツ講座では一人一人のニーズや課題と思っているところに合わせ、柳コーチが子どもたち一人一人と時間を取り丁寧にコミュニケーションを取りながら指導していきます。

 ダーツ部員3人への指導は、事前に部員それぞれから「何を教えてほしいか、何を課題と思っているか」というアンケートをとり、それに基づいて柳コーチと丁寧にコミュニケーションを取りながら解決策を探していきます。

 当日飛び入り参加した子は、柳コーチからダーツの投げ方やルールについて丁寧に教えてもらいながらダーツを楽しんでいました。はじめはボードにも刺さらなかった子が、柳コーチからの指導を通じ、最終的にはブルに刺すことができるまで上達をしていました。

アスリートセンタードな柳コーチの指導

 柳コーチですが、スポーツダーツを全国に普及させるために、ダーツを導入している学校や児童館に講師として参加しています。

品川区八潮児童センターで行った親子deダーツにも講師として参加しています。

 柳コーチの指導方法は投げ方や構え方などを押し付けず、まずは参加者が何を悩んでいるのかを聞き、実際に一緒にダーツを投げたり、コミュニケーションを取りながら参加者が困っていることを解決していきます。

 「参加者の感覚が一番大切だと考えています。こうしたほうがいいと思っていても、参加者がしっくりこなければ無理に押し付けたりはしません。参加者と話しながら、参加者が納得する解決策をお手伝いするのが僕の役目だと思っています。」と柳コーチは言います。

 柳コーチの指導を受けた参加者の顔がみるみる明るくなっていくのが非常に印象的でした。

選手がうまくなる「アスリートセンタード」な環境ができている! 

 今回のダーツ講座を含めた共育プラザ南篠崎ダーツ部の活動はまさに「アスリートセンタード」な環境になっているといえるのではないでしょうか? ダーツ部の部員はもっとダーツがうまくなりたいという意欲を持ち、自分で研究してトレーニングし課題を見つける。その課題に対し、定期的におこなわれるダーツ講座でコーチに疑問をぶつけ、一緒にコミュニケーションを取りながら解決策を探す。そのアドバイスを基に、部員はまたトレーニングに励むという「うまくなるためのサイクル」ができていると考えます。

 ダーツを他のスポーツと比較してみた時に、このように「うまくなるための方法やトレーニングを自分で考え実施し、周りにアドバイスをもらいながらも、そのアドバイスを自分で解釈して取り入れ、改善していく」という経験ができることは、大きなダーツの魅力と感じます。

 今回の訪問で、共育プラザ南篠崎にはスポーツダーツを通じて中高生の成長を支援する環境ができていることを再確認できました。引き続き、スポーツダーツプロジェクトが関わっている児童館の取材を通じ、スポーツダーツが子どもたちや保護者、地域社会にどのような影響があるかを探っていきたいと思います。

 MPandCのKでした。

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