そもそも「スポーツ」って何だろう?

 こんにちは、へんしゅうちょうです。突然ですが、みなさんは「スポーツ」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?

 野球、サッカーなど、具体的なスポーツでしょうか。それとも「運動神経の良し悪し」といったことでしょうか。皆さんがこれまでスポーツと向き合ってきた経験も踏まえ、思うところは人それぞれ違うと思います。

 スポーツダーツプロジェクトでは、ダーツを「スポーツ」としての認知を広げるためにさまざまな活動を行っています(詳細は活動レポートをぜひご覧ください)。ですが、そもそもスポーツダーツの「スポーツ」とは何なのだ? というところを、今回は掘り下げてみたいと思います。

スポーツ=うまくなくてはいけない、というわけではない

 まずは、「スポーツ」という定義について。上記の通り、個々人それぞれイメージが異なる部分だからこそ、辞書で調べてみました。

 「スポーツ」とは、

楽しみを求めたり、勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称。陸上競技・水上競技・球技・格闘技などの競技スポーツのほか、レクリエーションとして行われるものも含む。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/

 とあります。楽しみを求めることも、勝敗を競うことも「スポーツ」なのです。けれど、「上手さ」という技量が必要かまでは定義されていません。

 これまでスポーツで活躍できなかったことや、運動神経がないと落ち込んだ経験がある方も相当数いるのではないでしょうか? ですが、上記の通りスポーツは「うまくなくてはいけない」ものではないのです。

 コロナ禍の影響で、外出ひとつするのもままならない状況が続いています。そんななかで定番のウォーキングやジョギング、ストレッチだけでなく、体を動かすためのゲームコンテンツが発売されたり、さらにはYouTubeでもダイエットや筋トレの動画が流行したりと、「運動不足」を解消するために自宅を中心に個々人で運動をする人が増えています。こういった最近の流れを見ると、スポーツというものがどんどん身近になっているように思います。

 もちろん「うまくなること」を目標にスポーツに取り組んでいる方を否定するわけではありません。かくいう私も小中校生のときは運動部に入っていたので、うまくなりたいと思いながらスポーツに励んでいました。うまくなりたいと思った背景には、そのスポーツを「楽しい」と思う瞬間があったからではないかとその頃を振り返って思います。この「楽しい」という気持ちは、上達を目指す人・身体のリフレッシュを目的にしている人どちらにとっても、そのスポーツにチャレンジし継続するために必要なエネルギーに変わっていくと、自分の経験上推測しています。

ダーツを楽しさを知ってもらうために

 スポーツダーツプロジェクトは、「上手さ」や「運動神経」といった既成概念に捉われず、誰もが手軽にダーツを始められる・続けられる・楽しむことができる未来を目指しています。

 この未来を実現するためには、たくさんの人にダーツの存在と「楽しさ」を知ってもらい、プレイし続けてもらう必要があります。当プロジェクトが、若年層から高齢者の方まで、幅広くダーツ講座を行っている理由はそこにあります。

若年層に広めるということ

 若年層に積極的にダーツ講座を行っているのは、とにかく早い段階からダーツに触れてもらうことが、お子さん自身や親御さんに「ダーツは誰にでもできる」「楽しい」と思ってもらえるきっかけになるからです。

ダーツクラブが発足した横浜市立森の台小学校

 これは、横浜市にある小学校にダーツボードを提供し、児童の皆さんにダーツに触れてもらったことを機に、1年後には正式に「ダーツクラブ」が発足したという動画です。児童の皆さんは、自分たちで道具をセッティングし、順番を守り、投げ方のアドバイスをし合い、対戦相手に敬意を払っています。小学生のみなさんが、ダーツが若年層も楽しめるスポーツであることを実際に示してくれたのです。

 子どもたちがダーツに親しみをもって触れている様子を見れば、親御さんの印象も変わってきます。自分の子どもに習わせるスポーツの選択肢に「ダーツ」が入ってくるのです。でも、実際にダーツを小学生が触れられる場所がなくてはそれも難しいこと。過去の記事「今後のビジョンを包み隠さずお話しします。」にも書いた通り、「ダーツの部活化・クラブ活動化」を目指している理由もそこにあります。部活の選択肢にダーツが元々あるなら、ダーツを始める最初のハードルは一気に下がり、誰もが小さいうちからダーツに触れることが出来るようになるのです。

高齢者に広めるということ

 ダーツはプレイヤー寿命が他のスポーツと比べて非常に長いと言われています。

 最たる理由は、基本動作が単純であること。ダーツの矢を持ち、的に向かって投げる。身長や体重、男女による対格差や体力差があまり影響されないと考えられています。

 実際に、世界の第一線で活躍するトッププロ選手の中には高齢者がたくさんいます。ダーツ世界一に何度も輝いているポール・リム選手は現在66歳。現役のダーツプレイヤーです。リム選手以外にも、50歳を超えてから世界一になった選手がいるため、年齢にかかわらず長く続けられる実例になっています。

 ダーツは生涯スポーツになりうる競技なのです。

写真は2019年12月に撮影されたものです。

 これまでスポーツダーツプロジェクトでは高齢者福祉施設でダーツ講座を継続的に行ってきました。参加者の方は60~70歳の方が多く、中には80代の方や足腰が弱くなってきた方もいらっしゃいました。それでも、参加された方から出てくるのは

「ダーツはたくさん体を動かさなくていいので、手軽に楽しめる」
「今までは触ったことがなかったけれど、やってみるとハマってしまいそう」
「もっと上手くなりたい」
「自分のダーツがほしくなってしまった」

という、ポジティブな意見。

 年齢を重ね、だんだんと大きく体を動かすことが難しくなってくる方も多い中、ダーツは気負うことなく続けられるスポーツだと我々は考えています。

ウイルス感染対策を考慮した結果、新たなハイタッチの方法が登場。

誰もが手軽に始められる「スポーツダーツ」を目指して

 我々スポーツダーツプロジェクトは、ダーツを本当に老若男女みなさんに楽しんでもらいたいと思い活動しています。そのための学校協力、そのためのダーツ講座です。これからも、ダーツの楽しさを幅広く知っていただくために、全国さまざまな場所でPRを行っていきたいと考えています。

この記事を書いた人

へんしゅうちょう

へんしゅうちょう

編集長に任命され、ありがたく拝命したところ、名刺をよく見たら役職名が「いぶりがっこ編集長」でした。出身地はお察しください。米がうめぇ。