明るくムードメーカーな一面を持つ一方で、胸の内には静かな闘志を秘める中島零維(なかじま れい)選手。
ダーツライブプロスペクトプレイヤーとして最年長の立場から、後輩たちを牽引する存在です。
今回は、ダーツを始めたきっかけから大学生活との両立、そしてスポーツとしてのダーツの魅力についても語ってもらいました。
「ダーツライブプロスペクトプレイヤーの中島零維です。19歳です。」
― 周りの友達からはどんな性格と言われますか?
「無邪気っていうか、ムードメーカータイプだと思います。友達と喋ってる時とか、みんなが笑うまでボケ続けちゃうタイプです。」
― そんな中島選手が、ダーツを始めたきっかけは何だったんですか?
「最初は小学生の時ですね。その時は完全に遊びの延長でやってた感じで、真剣にやってたわけじゃなかったです。でも、高校生の時に出た大会で、本当に何もできずに負けたことがあって。その悔しさがめちゃくちゃ大きくて、そこから練習量が一気に増えました。その結果プロとして活動するようになりました。」
― 試合前のルーティーンや、ゲン担ぎでやっていることはありますか?
「お客さんから頂いたお守りを、バッグに着けて試合に挑んでます。皆さんの気持ちをいつも受けながら試合に出ています。」
― 他のダーツプレイヤーから影響を受けたことはありますか?
「ユースからダーツをやっている林雄太・桃加選手に、『試合で上手くいかなくても堂々と明るくいる』っていうことを言われて、それをずっと意識してます。あと、理想としては酒井素選手くらい楽しみながらプレーできるのがいいなと思ってます。」

― 普段はどんな生活を送っていますか?
「一人暮らしなので、寂しいんですよね。だから友達とはよく連絡を取ってます。幼馴染や同級生に付き合ってもらうことが多くて、人と喋ってる時間が本当に好きです。」

プロスペクトプレイヤーとしての今
― プロスペクトプレイヤーに選ばれたと聞いた瞬間、どう思いましたか?
「正直、他のメンバーの中に自分が入っていいのか、不安の方が大きかったです。」
― そこから少し経って、今の気持ちはどうですか? 選ばれる前と後で変わったことはありますか?
「選ばれてからは、声をかけられたり試合を見ていただくことが増えて。『見られる』っていう意識を持つようになったのが、一番大きく変わったところだと思います。今はその意識を持ちながら、魅せるプレーもできるように頑張ってます。」
― 周りの友達には、ダーツプレイヤーとして活動していることをどう思われていますか?
「大学の友達にはすごく応援してもらってます。協力できることは全部やるからダーツ頑張れって言ってくれて。僕の影響でダーツライブホームを買ってダーツを練習している友達もいます。」
― では大学生活との両立はどうですか?
「それこそ友達に助けてもらって勉強は乗り越えてます。応援してもらってる分、ダーツの結果で恩返しできたらなと思ってます。」

スポーツとしてのダーツの魅力を広げたい

― 中島選手がダーツのどんなところに惹かれているか、教えてください。
「スポーツ感ですね。負けたとしても、勝った相手を素直に応援できる。そういうスポーツマンシップがあるところが好きです。」
― 学校にダーツがあったら、何が変わると思いますか?
「大学で体験会をやると、めっちゃ人が来るんですよ。ダーツって『飲みの場』のイメージが強いと思うんですけど、実はちゃんとやってみたいっていう人はたくさんいると思います。小学校とかだと、計算のいい練習にもなると思いますね。」
― ダーツを始めることで身に付く力はありますか?
「コミュニケーション力です。声をかけられたり、一緒にダーツをする中で、自然とコミュニケーション力が上がっていく感覚があります。」
― 年齢や体格、運動神経に自信がなくてもダーツはできますか?
「僕自身、小学校の頃から中学生くらいまで持病があり接触のあるスポーツができなかったんです。そんな中でダーツに出会いました。ダーツは怪我もしづらいスポーツなので、運動神経にかかわらず、誰でもできると思います。」
プロスペクトプレイヤーの仲間と、これから

― プロスペクトプレイヤーの他の3人について、それぞれの印象を教えてください。
「悠斗(吉川)は、華がありますね。見た目は少し怖そうだけど話しやすくて仲もいいです。」
「泰虎(安食)も華がある選手で、プレーで会場を沸かせるタイプ。本人は飄々とした感じなんですけどね。」
「心瑳ちゃん(望月)は、ずっと笑顔なんですよ。楽しくて明るい子で、妹みたいな存在です。」
― プロスペクトプレイヤーとしての目標を教えてください。
「最年長として、プロスペクトプレイヤーを成績で引っ張っていきたいです。ソフトダーツプロツアーJAPANの目標はTOP50に入ることです。」
― 今回はありがとうございました!
「こちらこそありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします!」
おわりに
自身が抱えていた持病の経験を踏まえながら「体が弱くても、ダーツなら戦える」と語る言葉には、説得力のあるメッセージが込められていました。ムードメーカーとしての明るさと、胸に秘めた闘志。その両面を持つ中島零維選手の今後の挑戦に、注目です。






