スポーツダーツとお酒について

スポーツダーツについて

あらためまして。スポーツダーツプロジェクト発起人の長嶋です。サイト公開後、SNSでの皆さまの声から、さまざまなメディアや企業のお問い合わせまで、反響の大きさに驚いております。 

当プロジェクトは、いままでダーツライブが行ってきたような「〇〇キャンペーン!」という競技者にとって受動的なサービスとは違います。スポーツとしてダーツが広まって欲しいと願う人たちが、まずは「ジブンゴト」として考え行動し、同じような想いの方と繋がっていくことで、みんなで未来を創っていきましょうという能動的なプロジェクトです。当プロジェクトではSNS等で皆さまの意見を聞きながら、「活動レポート」を通じてプロジェクトの考え方や、進行中の案件などの途中経過等もしっかり伝えていきます。そして、コミュニケーションの場や、実際にみんなで何か1つの企画を創り上げるような施策も用意していきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。 

そしてこのスポーツダーツプロジェクトを進めるにあたり、最初に誤解をしてほしくないことがあります。 

それは決して今までのダーツ文化を潰して全てをスポーツ化していくプロジェクトでは無いという事です。そんな事は一切望んでいないですし、むしろ今回のプロジェクトが進むことで競技者の住み分けができ、その結果、ダーツ業界全体がさらに活気付くものだと信じています。

競技中の飲酒について

まずその大きな住み分けのひとつ。Twitterでも多くみられた声として、スポーツとしてのダーツを語るうえで「お酒」の話は避けて通れない問題だと思います。 

ダーツはもともと酒場から生まれた競技です。ダーツ業界に詳しくない方は驚くかもしれませんが、正直なところ、現在行われているプロの大会でもお酒を飲みながらプレイする選手はいます。その大きな理由として、ダーツは『究極のメンタルスポーツ』と呼ばれており、その緊張を和らげるためにお酒を飲んでいる方も多く、大会のルールでも禁止はされていません。さらにいえば選手の中にはアルコールが苦手なのにも関わらず無理をしながら飲んでいる方もいるくらいです。

ただ、それが当たり前の世界になってしまうと、どうしても若手が育ちません。私はダーツ競技の最大の弱点を『若手の育成』だと考えています。お酒文化がメインであるが故に、プレイを始めるのも大半が20歳を過ぎてから。しかしどんなスポーツをみても、メジャーな競技の世界で活躍する選手は小学生の頃からその競技を始めています。  

だからこそまずは競技中のお酒に対する住み分けを、スポーツという言葉で分かりやすく進めていくことにしました。 スポーツダーツプロジェクトが主催する大会では、原則としてお酒を飲んでのプレイは禁止とさせていただくつもりです。
ちなみに、同じように「狙う」競技であるアーチェリーでは、事故防止のため練習中・調整中の際も飲酒は控えるよう案内がでています。
(参照:https://www.archery.or.jp/federation/regulation/safty/

とはいえ、プロ野球選手やJリーガーがお酒を飲まないかというと決してそうではないと思います。試合に勝てば乾杯だってしますし、負ければヤケ酒だってしたいもの。つまり「ダーツのスポーツ化」とは、決してお酒の文化を否定するわけではなく、ダーツを「子供が憧れるような競技に育てること」なのです。結果的に、そういった理念がダーツの未来を育てることに繋がると思っています。 

昨年からリニューアルした『スポーツダーツ選手権大会U-22』も当プロジェクトが手掛けた大会であり、禁酒・禁煙を厳守して行わせていただきました。禁酒・禁煙厳守の施策も功を奏し、大手スポーツメーカーなどさまざまな一般企業にご協賛をしていただきました。さらに、スポーツ界隈に強い政治家の方に表彰式のプレゼンターを務めていただくこともできました。 この大会に関しては、また担当者にインタビューをして別の記事にしていきたいと思います。

今後の課題

例えば「泳ぐ」ということに関しても、海水浴場でお酒を飲みながら楽しむ人もいれば、オリンピックを目指している人だっています。ただそのベースには小学校で習った「水泳」というものがあったかと思います。当プロジェクトが一番願うのはそのベースをダーツでも創っていきたいというところです。

とはいうものの、現状ダーツの大会は、お酒をメインとしたドリンク代が大きな収入源となっており、それによって運営ができているといっても過言ではありません。選手だけでなく運営側もお酒に頼っているのは事実です。ただし、これが悪いと言っているわけでは決してありません。このカタチで何年も継続して開催できているということは素晴らしい運営モデルだと思いますし、実際にそういうエンターテイメントこそダーツが20~30代に支持をされている要因であることは間違いありません。

しかし、このスポーツとしての住み分けを実施することで、今までのようなマネタイズ方法が成立しなくなってきます。お酒をなくせば運営は困難でしょう。だからこそ他のメジャースポーツを参考にしながら、もっとたくさんの方に応援してもらえる環境作りや、時代にあった新しいアイデアを用いて、安定した運営ができる仕組みを創っていきたいのです。当プロジェクトに関わってもらえる皆さまと、これから一緒に考えていけたらと思います。

この記事を書いた人

長嶋監督

長嶋監督

このプロジェクトが本格始動するにあたり、ダイエットをして長かった髪を坊主にした結果、仏の道に進んだのかと勘違いされることが増えました。