選手は子ども!スポーツダーツ競技大会の様子をお届けします《全体レポート編》

2022年10月16日(日)、大崎セガサミーグループ本社内を会場に、”第0回”スポーツダーツ競技大会を開催しました。

スポーツダーツプロジェクトでは、これまでたくさんの児童館・学童・小学校にて、スポーツダーツを定着させる活動を地道に続けてきました。

今回は、スポーツダーツを未来へつなげるための”0大会”。

都内近郊各施設から応募頂いた、小学生〜高校生総勢30名が大会に参加してくださいました。

大会レポートを全3回にわたって、お届けしたいと思います。

今回は、スポーツダーツ競技大会全体レポート編です。

緊張感と熱気に包まれた会場の様子、子どもたちにハッと気付かされて感動したエピソードや、これから発展させるために感じたことなど、ダイレクトにお届けします。

※スポーツダーツプロジェクトでは、YouTubeにて不定期に活動レポート動画を更新しております。ぜひ、チャンネル登録よろしくお願いいたします!
【YouTube】スポーツダーツプロジェクト

※本大会は安全面に配慮し、適切な指導のもと実施しています。

スポーツダーツ競技大会概要

■開催日:2022年10月16日(日)

■会場名:大崎ガーデンタワー9F トンネル東京

■参加対象者:小学生〜高校生の児童・生徒

■参加費用:無料

■競技内容:ダブルス(予選ラウンドロビン・決勝トーナメント形式)※小学生の部は301、中高生の部は501

■協力:株式会社ココロックス/WMプロダクション

今回の大会は一般公募せず、これまでスポーツダーツプロジェクトを通じて、ダーツを導入してくださった施設や学校に直接お声がけをしました。

スポーツダーツプロジェクトを発足して3年…。

コロナ禍において実現可能な活動を模索しながらも、ダーツ体験会から地道に活動を続け、ついに大会を開催するまでになりました。

参加してくださった児童・生徒の皆様、ありがとうございます。
(これまでの学校・児童館におけるスポーツダーツ活動レポートもぜひご覧ください)

スポーツダーツプロジェクトにおける大会では、予選ではダーツライブゼロボードを使用し、準決勝・決勝戦はマシンを使って進めます。
(※小学生の部はダーツライブ2を、中高生の部はダーツライブ3を使用)
小学生の部使用マシンは、高さを低くした特別仕様です。

私の身長が154cm。スポーツダーツにおける子ども大会公式ルールでは、ブルの高さは133cmです。

大会当日の様子

小学生の部は8:00集合、9:00開始で開催しました。

  • 緊張して5:30におきた!
  • ワクワクして早くきちゃった
  • 朝練習してから来たよ
  • 眠たいけどがんばる!

朝早い集合となりましたが、元気いっぱいの小学生たち。

譲り合いながら練習台を使ったりロビンの合間に違う学校の子に話しかけたりなど、積極的に交流する姿も見られました。

「お父さん、こうやって投げるんだよ!」ダーツを保護者に教える姿も。

学校のクラブ活動や児童館で、ダーツを練習している子どもたち。
保護者の方は普段目にする機会が少なく、スポーツダーツについてピンと来ていない方が多くいらっしゃいました。

親世代がイメージするダーツと、子どもたちが今頑張っているスポーツダーツ。

ダーツに馴染みがない保護者の方も、我が子が集中して投げる姿を見て「なるほど…。間違いなくこれはスポーツだ。」と、大きく頷かれる姿が非常に印象的でした。

小学生の部入賞者一同。最年少はなんと小学3年生!

体力もたくさんあり、元気いっぱいな小学生。
悔しがる姿や1投ごとのリアクションは子どもらしさを感じた一方、計算しながら先の展開を考える姿は、大人顔負けでした。

相手が良い結果を出すと「すごい!」「まじで!?」と言った言葉が出ることも。

ダーツを床に落とした時やボードからうまく抜けない時は、スッと助けにいくシーンもたくさん見られました。

自分だけでなく、相手のプレイを見逃すことなく集中して観察できているからこそ。
ちょっとしたワンシーンでも、たくさんの気付きを与えられました。

中高生の部は、ロビンから白熱した戦いが展開されました。

中高生の部は13:00集合、14:00開始で開催しました。

小学生の部とはガラッと雰囲気が変わり、緊張感・集中力・試合展開に目を奪われることも。

保護者の方・引率で来られた施設の方はもちろん、スタッフも思わず手を止めて試合に見入ってしまうシーンもありました。

会場一体となって注目した決勝戦…!手に汗握る緊張のワンシーン

本番だけでなく、コークも接戦!
100点以上ダーツを打つと出るアワード”LOW TON”を決めると、後攻は3投全てブルに入れる”HAT TRICK”で返す。

あと1投で勝負に勝てる数字になると、確実に決められるよう、立ち位置を変えて投げる…!
ペアの子と戦略を練りながら、一呼吸置いて投げる姿なども印象的でした。

中高生の部では、ロビンから決勝戦を通して、どの選手も相手をリスペクトする姿勢が見られました。

オーディエンスにも一礼、相手が良いパフォーマンスをした時は拍手で讃える。

試合後に互いを尊重し合う姿は、スポーツマンシップを感じました。

中高生の部入賞者。悔し涙を見せたあとの笑顔は気持ち良いですね!

ライバル意識が比較的強かった小学生よりも、中高生の部では仲間意識を強く感じました。
同じ施設からエントリーした出場者を”仲間”と呼び、試合が終わったら全員で喜ぶ!

試合中はピリッとした空気や緊張感が漂いますが、終わったら笑顔が溢れる!
互いの良いところを意見交流したり練習の約束をしたりなど、コミュニケーションも盛んに取れていました。

スポーツダーツの良いところや、子どもたち自身の良さを垣間見る瞬間が多々あり、改めて「本当に良いプロジェクトだな」と実感しました。

競技大会の気づき、そして次へつなげるための”課題点”

1日かけて開催して、感じたことがあります。

その日参加した選手全てに、ドラマが生まれる。
誰もが主役になれる。それがスポーツダーツの魅力なのだと。
準決勝や決勝だけでなく、ロビン中にもドラマが生まれるんです。

試合に出場した児童・生徒のみなさんだけでなく、保護者や引率してくださった先生方など、会場にいる全ての人を魅了する力がスポーツダーツにはあります。

だからこそ、生まれた言葉たち。

■次はいつありますか?次回は絶対スイカさんに優勝者インタビューしてもらいます!
■今度はシングルスで出たい!ダブルスも!
■〇〇ペアの4ラウンド目の2投目が素晴らしかった。
■〇〇児童館の○○さんの狙い方、真似したい。
■うちの子にこんなに集中力があったなんて…。普段では考えられない…!
■ダーツってたくさんの可能性を感じるスポーツですね。
■こんなにたくさん計算したの初めて!だけどまだいけるよ!
■息子もですが、他のお子さんの試合展開にとても緊張しました。
■今度は決勝に上がって、絶対あのマシンで勝ち取る!
■ペアの子に誘われてきたけれど、今度は仲間をもっと引き連れてリベンジします。
■次も観戦したいです。親にとっても良い機会をありがとうございます。

ただただ、感動しました。
たった1日、数時間の試合で、次を見据えて前を見ているんです。

決勝戦敗退し、悔しさを堪える姿。感動しました。

特に小学生の子どもたちは、自分の試合が終わった直後、すぐに練習台へ行く姿がたくさんみられました。

試合開始前は、遠慮しがちに使っていた練習台を、いつの間にか積極的に使う姿も。
「息子は大人しい性格なのに…。びっくりです。」と保護者の方。

成長ってすごいですね。
試合が進むにつれて、計算スピードも速くなっていました。

大会中、敬称を児童・生徒と表現していましたが

立派な”選手”です。
未来のダーツ選手ではなく、今を生きるダーツ選手でしょう。

開催できたことの喜びや感動と同時に、課題も見えてきます。

相手を尊重し讃えるスポーツマンシップの姿勢を、子どもたちにどう伝えていくか。
試合に本気だからこそ出てくる、相手への心無い言葉。
やんちゃな小学生ならではのハプニングもありました。

大会を開催できたからこそ見えてきた、スポーツダーツプロジェクトのこれから。

スポーツダーツの面白さや魅力を伝えるだけでなく、1人の選手として胸を張って自信を持てるように。
子どもたちのダーツ環境をつくるだけでなく、マインド形成できるように、私たちも学び続けなければなりません。

これまで見えてこなかった課題が見えたからこそ、スポーツダーツプロジェクトはこれからも前進していけるでしょう。

遠い将来ではなく、近い未来に向かって。
また1歩ずつ、前に向かって進んでいきたいと思います。

第0回スポーツダーツ競技会スタッフ一同(撮影:スイカ)

改めて、今回記念すべき第0回スポーツダーツ競技大会に参加してくださった児童・生徒の皆様。

子どもたちの背中を押してくださった施設・保護者の皆様。本当にありがとうございました。

次回は小学生の部優勝者インタビュー編をお届けします。お楽しみに!

この記事を書いた人

WMプロダクション

WMプロダクション

スイカ / PERFECT所属:那須陽平 / JAPAN所属:浅野充照 / の3人よる団体です。

ダーツ情報/教育機関や福祉施設へのスポーツダーツ普及活動/ダーツの魅力や好きになるきっかけを発信をしております。こんなに楽しい競技をもっとたくさん知ってもらいたいと思います。