ダーツ業界の皆さんも取り組んだら得する「SDGs」の話

 ここ2年ほどの間に、このカラフルな輪っかのシンボルマークを街中やCM、ウェブサイトなどで見かけることが増えてきました。

 持続可能な開発目標、通称SDGs(エスディージーズ)は、国連が定める国際目標です。

 というと規模が大きすぎて、そして何だかとても難しそうな気がしますが、今後生きていくなかで非常に大切で、気がついていないかも知れませんがすでに私たちの生活にも直結しているのです。今回の記事で取り上げたいのは、

ダーツがすきな人・ダーツを仕事にしている人も「SDGs」に積極的にチャレンジしたほうが絶対に良いよ! 

というお話です。

SDGsに取り組みビジネスチャンスを広げることは「悪」じゃない!

 これまで社会貢献活動や慈善事業、ボランティアなどは「無償でおこなう」ことが当たり前だと思われてきました。しかし、どんなことをするにもお金はかかります。経済的に余裕がなければできない無償の慈善事業は、頭打ちになっていきました。

 SDGsは、そういった過去の経験を活かし「自分たちの得意分野で社会貢献をして、同時にビジネスチャンスを広げていこう」という活動です。これでもまだまだ難しい感じがするので、ぜひこちらの動画をぜひご覧ください(3分以内で終わります)。

企業にとってSDGsとは?【アニメでわかるSDGs】

 こちらの動画でも説明されている通り、SDGsは「自分の得意分野で社会貢献出来ることを見つけ、実行し、ビジネスチャンスを得ることで利益をあげていこう」という考え。社会貢献をしながら、儲けたっていいんです。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」という三方良しの考え方に近いのです。

なんと、小学生は「SDGs」を学校で習っている

 さきほどの動画にもあった通り、就活生が企業を選ぶ基準として「社会貢献度の高さ」が第1位になっています。つまり、大学生など若者の多くはSDGsに関心が高く、逆にSDGsに取り組んでいない企業は「選ばれない」時代になってきているのです。

 これは企業人事だけの話ではありません。若い世代がSDGsに注目しているということは、これからの時代「お店選び」「買い物」など、あらゆる消費の目線でも「社会貢献しているか」ということが判断基準になっていくということ。

 また、「若い世代」というのも、大学生に限った話ではありません。小学生は、2020年度から家庭科や道徳科の授業内でSDGsを勉強しています。中学校は2021年度、そして高校では2022年度から、同様に「持続可能」というワードが教科書に盛り込まれるようになります。
(出展:SDGsが各国で“必修”になる今。日本の教育現場に求められるものとは?

 つまり、これから先の未来を担う子どもたち、大学生以下の若者はみんなSDGsを知っていて、取り組むことが当たり前の未来がすぐそこまでやってきているのです。これはもう、SDGsにチャレンジしない手はないですよね!

実際にどんなことをしたらいいの?

 とはいえ、具体的なアイデアや、ちゃんと自分にメリットがあるのかイマイチ想像がつかないという方も多いかもしれません。そこで、あくまで一例ですがダーツ業界がチャレンジできるSDGsや、それを実施することのメリットを考えてみました。参考までにどうぞ!

プロダーツプレイヤーの場合(例)

 ・世代間交流のあるイベントに参加し、ダーツを教える

 ・リサイクル可能な素材を積極的に使って、ダーツグッズをプロデュース
 ・SNSでSDGsの取り組みについて発信する

 

 ⇒SDGsを積極的におこなっているプレイヤーとして業界外の地元企業などに注目され、新たなスポンサーがつくかも!

ダーツ店の場合(例)

 ・飲食物の廃棄を出来るだけ少なくする
 ・折れたチップなど、プラスチック製の消耗品を回収してリサイクルに出す
 ・社会福祉向けのイベントなどに協力する
 
 ⇒活動を知ったお客さんに「選ばれる」お店になるかも!
 ⇒SDGsに感度の高い企業や、自治体との繋がりができるかも!

 商店街の中にお店がある場合、商店街の方との繋がりが深まるかも!
 ※毎年開催されている外務省主催「ジャパンSDGsアワード」で、過去に商店街が内閣総理大臣賞(最高賞)を獲得した事例もあります。

 そして、もちろんこれらの活動は、おこなっているだけでは気が付いてもらえません! 個人であれば、SNSで活動について定期的に発信するのが有効です。また団体であれば、ホームページや店内やお店の入り口で「SDGsに取り組んでいますよ」とPRすることがすごく大切なのです。

個人でもできることは、意外にもたくさんある

 上記はあくまで一例で、もっともっと個人的にできることはたくさんあります。実は自分で気が付いていないだけで、もうSDGsをしているという方も多いのです。

<フードロスをなくす>
・生鮮食品や残りものは早めに冷凍して食べ終わる
・訳あり品を買う

<手持ちの「ムダ」を増やさない>
・マイバッグ持参で買い物をする
・使わないものは寄付する

<地産地消や地域貢献>
・地元で買い物をする
・住んでいる地域のボランティアに参加する

<地球環境に配慮>
・電気をこまめに消す
・水道の蛇口をきちんと締める
・エアコンの設定温度を気にかける

<SDGsのことを自分なりに調べ理解する>
・環境の取り組みを実施している企業の製品を買う
・得た情報をSNSでシェアする

 どんなことから始めればいいのかわからない方は、ぜひ「SDGs 個人」と検索してみると意外な結果が出てくるかもしれません。個人的に面白いと思ったSDGsは「残業をしない」でした(笑)。

スポーツダーツプロジェクトでやっていること

 では、スポーツダーツプロジェクトは何か活動しているの? と思った方もいらっしゃるかと思うので、一例を紹介します。

 スポーツダーツプロジェクトの活動のほとんどは、SDGsのいずれかの目標の達成を視野に入れて行われています。活動レポートで更新されているコラムは、SDGsの達成目標別にカテゴリ分けされているので、記事を読まれる際に少し気にしてみてください。


 以上、ダーツ業界の皆さんも取り組んだら得する「SDGs」の話でした。これまで「SDGsってたまに聞くけど自分にはあんまり関係ない話だな、難しそうだし」と思っていた方に、少しでも興味をもっていただくきっかけになれば嬉しいです。

 また、「うちは積極的にSDGs取り組んでいますよ!」というダーツ関連の団体さんがすでにいらっしゃれば、ぜひスポーツダーツプロジェクトで取材させてください。熱意あるお問合せ、絶賛お待ちしております!

お問合せはコチラ

スポーツダーツプロジェクト事務局
contact@sportsdarts.jp

この記事を書いた人

へんしゅうちょう

編集長に任命され、ありがたく拝命したところ、名刺をよく見たら役職名が「いぶりがっこ編集長」でした。出身地はお察しください。米がうめぇ。