ダーツが『ゲーム』から『スポーツ』に変わった中高生たちの声

 現在スポーツダーツプロジェクトでは、感染症対策支援として、東京都の中高生を対象とした児童館に、期間限定でオンラインダーツマシン『ダーツライブ2』を設置させていただいています。

 1人でも、少人数でもできるうえに、人との接触がないダーツであれば、しっかり感染症対策をおこないながら利用してもらうことで、中高生に安全に楽しんでもらえるコンテンツとして、最近はダーツの設置を希望する児童館のお問い合わせも増加してきています。

 またダーツマシンがオンラインであることにより、会員登録をおこなうと自身のプレイした記録やレベルが示され、上手くなりたいという向上心も芽生えやすくなります。さらに各々のレベルが分かることで初心者と上級者のハンデマッチも可能となるので、自信のない人にも勝てるチャンスが生まれ、ダーツへの参加のハードルがさがるというメリットがあります。

 そんなオンラインダーツマシンをいち早く設置していただいた『共育プラザ南篠崎』。この施設では、ダーツを楽しむ中高生が増加しているのはもちろんのこと、設置後からダーツを始めた数名のプレイヤーが、カウントアップで600点を超えはじめている様子で、真剣にダーツに取り組む子どもも増えてきました。

 ダーツが、『ゲーム(遊び)』から、『スポーツ(競技)』に変わる瞬間ですね。

 そうなってくると自然と増えてくる“上達”を望む声。子どもたちより「ダーツを教えてほしい」という希望が高まっていると相談があり、先日、『共育プラザ南篠崎』の企画した『ダーツ講座』に当プロジェクトのスタッフがコーチとして参加させていただきました。

 そこで今回の活動レポートは、『ダーツ講座』に参加してくれたスポーツとしてダーツを楽しむ中高生のリアルな声を紹介させていただきます。

『ダーツ講座』に参加した中高生のリアルな声

Nさん(高1)
 今回、力の入れやすさが変わる理由がわかりました。リリースをする地点が手前だと力がよく入っていることが分かりました。次回はひたすらダメ出しをしてもらって、もっと上手く投げられるようになりたいです。

Kさん(高3)
 ダーツを投げるときに立つ場所は、基本的にはいつも同じ位置にした方が良いのかなと思いました。また今回参加したことによりダーツが好きな人たちと一緒に投げる機会ができてとてもよかったです。

Iさん(中3)
 ダーツ講座をしていただきありがとうございました。次は、バレルやフライトの違いなど、ダーツ(矢)の種類や特徴を紹介してほしいです。

Hさん(中1)※ダーツ初体験
 最初は投げ方がバラバラでなかなかダーツの的に当たらなかったけど、コーチの方に教えてもらったら最終的にはカウントアップで495点も出て嬉しかったです。

児童館でのダーツは、次のステージへ

 いかがでしたでしょうか?すでにダーツをスポーツとして取り込み、技術や道具などの感想が多いように感じます。もちろん今回の『ダーツ講座』で、はじめてダーツに触れてくれたプレイヤーも、同世代がダーツに取り組む真剣な姿をみて、刺激をうけたことと思います。

 当プロジェクトとしては、この中高生たちの熱をさらに高めていくために、目標となる大会やイベントを創造していきたいと考えています。とはいえ、このようなご時世なので、いますぐ多くの人が集まるようなイベントを実施することは難しいと考えています。

 しかしオンラインダーツマシンであれば、ダーツマシンを設置してくれている東京の児童館同士を繋いでオンラインのリーグを実施することもできます。今期はそのようなカタチでなるべくプレイヤーを各施設に分散させて盛り上げていき、みんなが集まって大会できる日に備えていければなと感じています。

 現在は東京都を中心とした施策となっていますが、今回の施策によって児童館が活性化し、ダーツによって子どもたちが輝ける機会を増やしていくことができれば、全国の児童館への設置も展開していきたいところですね。

この記事を書いた人

長嶋監督

どうやってより多くの人にダーツを楽しんでもらえるか、オンもオフも、趣味として考えています。