テレビからスマホに変わりつつある今、あらためてダーツを考える

 プロ野球やJリーグをはじめ、昭和・平成時代のスポーツといえば「テレビ」をみて楽しむことが主流だったかと思います。しかし「スマホ」を楽しむ令和の時代の若者に目を向けてみると、自ら表現することを主眼としたスポーツが主流になってきているように感じています。

 スポーツに限らず、映画や小説などもそうですが、テレビや新聞などのオールドメディアから発信されるものを娯楽として楽しむ受け身だった時代から、自らがスマホを使いSNSで発信をして表現することを楽しむ時代に変化しつつある今、スポーツ自体のありかたも、徐々にスマホを意識したカタチに変化しています。

 実際にオリンピック競技に目を向けてみても、2024年のパリ大会で追加される競技はブレイクダンスとなっており、東京大会で採用されたサーフィン、スケートボード、スポーツクライミングも継続して採用となっています。これらのどの競技をとっても、野球・サッカーのような観戦を楽しむ人が大半のスポーツではなく、自らが楽しむスポーツが主眼のように感じられます。

 また国際オリンピック委員会(以下、IOC)としても、メディアが今後どう変化していこうが、やはり全世界の若者に注目してもらうことが大切だと考えれば、今回のような競技が採用されているのも納得できるところです。

 そういった視点でも、当プロジェクトとしては、スポーツとしてのダーツが現在の若者が憧れるようなスポーツにイメージを変えていくことができれば、今後さらなるダーツ人口の拡大が目指せると考えています。

テレビを中心に回ってきた、今までのスポーツ界

 現在のオリンピックの主な収入源は、間違いなく莫大な放送権料にあります。そうなってくると、IOCとしてはいかに視聴率を獲得するかということを考えていかなければなりません。だからこそ昨今のような若者が好きそうな競技を積極的に採用していることは容易にわかります。

 ただ、オリンピック自体も大きくなりすぎていて、これ以上競技を増やすことも難しく、追加される競技もあれば、削除・縮小される競技があるのも事実です。そういったIOCの基準の一つとして、やはりテレビを重視するのであれば、視聴率というものがあるのは間違いないでしょう。

 その影響で、過去にはテレビを意識したルール改正が沢山おこなわれてきているのも事実です。

【参考記事】五輪、テレビ優先加速 20年「追加競技」ルール変更相次ぐ

 現在、スポーツダーツプロジェクトでも、我々が定義するスポーツとしてのダーツについて、ルールなどの細かい部分から作っているところです。

 スマホにメディアが変わりゆくなかでも、もちろんオリンピック競技への採用は目指すところではあるので、沢山の人がみたいスポーツとなるようアピールできる準備をしておかなければいけません。

 とはいえ、ルール改正というのは競技自体の本質を損ないかねないので、慎重に協議していかなければならない部分もあり、もう少々時間がかかるかと思われます。

ダーツのスポーツメディアを目指して

 テレビなどのメディアから情報を得ていた時代には、情報の入手経路が限られていたため、みんな情報に飢えていました。しかし今はインターネットで調べれば何でもわかるため、自分で情報を取りにいく時代に変化しています。

 当プロジェクトもスポーツとしてのダーツを新たな層に伝えたいといままで試行錯誤おこなってきていますが、これから世に広げていこうという新しいスポーツにとって、伝えることが困難な時代に突入しているなと実感しています。

 どれだけスポーツとしてのダーツの魅力を発信しても、まだまだ届けたい新たな層には伝わっていないのが事実です。またこのWEBサイト自体も、このまま一方的に配信していく今のスタイルは今どきの時代に沿ったものではないと考えています。

 そういった意味でも、プロジェクト自体もそうですが、貢献したいと考えてくれている人と共に育て、スポーツとしてのダーツの情報が知りたい人のニーズを満たすメディアを目指して、当WEBサイトも進化させていきたいですね。

この記事を書いた人

長嶋監督

長嶋監督

このプロジェクトが本格始動するにあたり、ダイエットをして長かった髪を坊主にした結果、仏の道に進んだのかと勘違いされることが増えました。